サーブ 35 ドラケンは、スウェーデンのサーブ社が開発した戦闘機。
愛称のドラケンとはスウェーデン語で「竜」の意。
ドラケンは世界で初めてダブルデルタ形式の翼平面形を実用化した航空機であり、後世に主流となる大型ストレーキを装備した戦闘機の嚆矢となった。
またチャイン、ドーサルフィン、ブレンデッドウィングボディ形式の先駆けとしても知られる。
シェルター格納の必要から外翼部が容易に取り外せる構造で、短縮時の全幅は5m以下に納まり、村落の牛舎や営農倉庫のような場所にも隠蔽可能な小型軽量ぶりであったが、その反面、機内燃料搭載スペースは限られ、航続距離は短いものに留まった。
また飛行安定性に難がありスーパーストール癖が強く、パイロットには高い技量が求められた。
そのため、それまで単座型しかなかったスウェーデン製ジェット戦闘機と対照的に、飛行訓練用の複座型が初めて製造された。
J 35F
全天候迎撃機型。
レーダー誘導ミサイル運用のため新型レーダーの装備など補助機器を更新。
機器の収納部位を確保するため機関砲を1門減らしている。
キャノピーは膨らみのある形状に変更。
スケール:1/72
形態:スケールモデル
メーカー型番:AVM72027
▼商品登録日:2024年01月15日