LRDGでは無線担当の全員がイギリス軍信号隊の出身であった。
このような者たちは通信の技術を身につけており、外部の助力を受けずに装備を保全し修理できた。
故障した無線機が巡視隊と司令部とのやり取りを妨げた機会は3回のみであった。
LRDGの全巡視隊が、第11号無線機と非軍事用途のフィリップス・635型受信機を装備した車両を1台装備していた。
第11号無線機は戦車での使用のために設計されており、送信機と受信機の回路を備えていた。
イギリス軍信号隊は第11号無線機を、1.8メートルもしくは2.7メートルのアンテナを用いて4.8キロから32キロの間で送受信に用いることを見込んでいた。
LRDGはあらゆる通信にモールス符号を用い、800キロまでの通信に対応する、トラックに据えられた1.9メートルの単極アンテナに取り付けられたダイポール・アンテナを用いて遠距離の通信を行え、あるいは2本の5.2メートル高の柱から吊り下げられたウィンダム・ダイポール機構をもってさらなる遠距離に対応した。
ウィンダム機構を使用する際の難点は、設置して適切なアンテナの長さを割り出すために時間を要するので、比較的安全な地域でのみ使用可能であるというものであった。
第11号の電源のため、予備の電源を無線車輛が運ぶ必要があった。
フィリップス受信機はグリニッジ標準時を傍受するために用いられ、これは砂漠での誘導において極めて重大であった。
スケール:1/35
形態:スケールモデル
メーカー型番:TB35308
▼商品登録日:2024年06月21日