ウェストランド ホワールウィンドは第二次世界大戦で、イギリス空軍が使用した双発戦闘機である。
英空軍の方針で機銃を装備した軽戦闘機と20mm砲を搭載した重戦闘機が開発されホワールウィンドは20mm砲4門搭載の重戦闘機として開発された。
試作機の発注は1937年に出され、1号機は1938年10月に初飛行し、1939年1月には量産発注が行われた。
しかし生産の遅れのため実機の部隊配備は1940年6月になってからだった。
エンジンは小型かつ軽量のロールスロイス・ペリグリンエンジンを選定したが本機のウィークポイントとなった。
このエンジンは故障が多く、機体の稼働率も低かった。
また、着陸速度が速かったため使用できる飛行場が限られるなど、運用面で問題点が多い機体だった。
加えて高々度性能に劣るため、イギリス空軍は迎撃戦闘機として本機は不適であると評価した。
このため、バトル・オブ・ブリテンには本機は参加していない。
そこで、比較的長い航続距離と重武装を生かして長距離護衛戦闘機/戦闘爆撃機として使用することになり、1941年にはブレニム軽爆撃機の護衛任務を行ったりした。
1942年からは、イギリス本土からドイツ占領地への爆撃任務に就いている。
しかし、エンジンの不調が解消されぬまま、1942年2月に112機をもって本機の生産は終了し、1943年にはホーカー タイフーンに更新されて本機は前線から退いた。
キットはプラパーツの他3Dプリントパーツ・レジンパーツ・エッチングも含まれます。
デカールは4種(2種は初期迷彩、2種は後期迷彩)
スケール:1/72
形態:スケールモデル
メーカー型番:SH72201
▼商品登録日:2024年05月23日