ポルシェ964シリーズは大きく分けると911の3世代目にあたり、1989~1993年まで販売され、プラットフォームを刷新、従来の911の特徴であったトーションバー式から、コンベンショナルなコイルスプリング式に足回りを変更したことでも知られます。
また911初の4WDモデルや空力性能を追求したボディやシャシーも話題となりました。
964は競技用など、種々の限定モデルが製造されましたが、その中にあってもわずか22台しか製造されなかったカレラ4ライトウェイトは1、2を争う希少車となります。
その誕生の経緯については諸説ありますが、パリダカールラリーを走った959のオフロード競技車両、953の余剰部品を消化するために作られた、あるいは当時ポルシェ社内でカレラ4を使ったワンメイクレース構想があり、そのホモロゲ用に製造されたといったあたりがきっかけとされています。
カレラ4ライトウェイトはその名の通り、一切の快適装備を省いた他、アルミ製のボンネット&ドア、ファイバーグラス製のエンジンフード、プレキシグラス製の窓類や引き戸式のサイドウィンドウなどによって軽量化を果たし、車重は標準のカレラ4よりも360kg!も軽い1090kgに抑えられていました。
また軽量化するだけでなく、車体は溶接を増やすなど剛性アップも図られていました。
外観的な特徴は多くは無く、黒塗りのヘッドライトベゼル、スライド式のサイドウィンドウ、小ぶりなエアロミラー、そして専用のウィング、標準モデルよりも2.5センチほど下げられた車高などが挙げられます。
※材質: レジン製ボディ、ホワイトメタルパーツ、エッチングパーツ、アルミ製挽き物パーツ
※アクリルベース、クリアケース付属
スケール:1/43
形態:完成品ミニカー
メーカー型番:vm164d
商品コード:4570104422207
▼商品登録日:2023年04月03日