2003年のジュネーブショーで発表されたカレラGT。
「最高峰のポルシェ、イコール、リアエンジンの911」という揺るぎないテーマに挑んだ、ミッドシップ・スーパースポーツでした。
車体はカーボン製のセンターモノコックに、エンジンやサスペンションを組み込んだ同じくカーボン製のリア・サブフレームを結合。
ボディ外皮もカーボン製としたことによって、車重は1.4トンを切っており、自然吸気ながら612馬力を発生する5.7リッターV10を搭載する、マルチシリンダー・クラスのスーパー・スポーツとしては“超軽量”な部類に属していました。
フロントサスペンションは大容量のショックアブソーバーを水平方向に寝かせてプッシュロッドを介してサスペンションと連動させるなど、随所にレーシングカーさながらの技術が取り込まれています。
スタイリングは、ポルシェにル・マン24時間初優勝をもたらした917シリーズをモチーフにしているなど、カレラGTはまさに公道を往くレーシングカーのような存在であったと言ってもいいでしょう。
しかし、その高性能さゆえに、乗り手を選ぶ扱い辛さを指摘する声も多かったことも事実。
映画『ワイルド・スピード』の主人公、ブライアン・オコナーを演じた俳優のポール・ウォーカー氏がクラッシュした同車の助手席で亡くなったことは、皮肉にもカレラGTの名を世界中に知らしめる結果をもたらしました。
※材質:レジン製ボディ、ホワイトメタルパーツ、エッチングパーツ、アルミ製挽き物パーツ
※大判アクリルベース、アクリルクリアーカバー、エッチング製エンブレム、シリコンクロス付属
スケール:1/43
形態:完成品ミニカー
メーカー型番:EM566A
▼商品登録日:2023年09月20日
登録コード:mc270121