NISSAN GT-Rは年次改良を繰り返す、いわゆるモデルイヤー制が当初から織り込み済みで、外観の意匠よりも細かなメカニズムの改良を繰り返して、着実な進化を遂げてきました。
しかしながら、ロードカーユースと、スーパー・スポーツの性能指標のひとつである、ニュルブルクリンクの北コースのラップタイム短縮や、サーキットユースなどを突き詰めていくと、快適性や扱いづらさといった点でそれらを1台でオールラウンドにこなすことは難しくなってきます。
そこで生まれたのが、サーキットユースを前提としたNISSAN GT-R NISMOでした。
NISSAN GT-R NISMOは2014年モデルから登場。
エンジンは標準車よりも出力を100馬力以上高め、最高出力600馬力を誇る専用ユニットを搭載。
サスペンションも徹底的に締め上げられ、電制のビルシュタイン製ダンプトロニック・ダンパーや専用のスプリングが与えられました。
2020年モデルでは外観にも大きく手が加わり、カーボン製ルーフ、NACAダクト付きカーボン製ボンネット、さらにGTカーのようなエアアウトレットを上面に備えたカーボン製フロントフェンダーなどが与えられ、ブレーキも大径のカーボンセラミックブレーキが装備されました。
すでに新車時の価格は2000万円を優に超え、2420万円となりましたが、それでも内容を考えれば欧州製のスーパー・スポーツよりも割安という声が多かったのも事実。
さらに2021年に発表となった2022年モデルでは、ピストンリングやコンロッド、クランクシャフトに高精度部品を組み込むなどの改良を加えた「NISSAN GT-R NISMO Special edition」をリリースしました。
しかし、この2022年モデルをもって、一度NISSAN GT-Rは受注中止となります。
その原因となったのがより厳しくなる騒音基準への対応でしたが、2023年初頭の東京オートサロンで、NISSAN GT-Rの2024年モデルが先行公開されました。
その鍵となったのが、車体構造を変えることなく、見事に騒音規制をクリアした排気システムの開発の成功でした。
これでNISSAN GT-Rも安泰となり、胸を撫でおろしたファンも多いのではないでしょうか。
※材質 : レジン製ボディ、ホワイトメタルパーツ、エッチングパーツ、アルミ製挽き物パーツ
※台座、クリアーカバー、シリコンクロス付属
スケール:1/18
形態:完成品ミニカー
メーカー型番:EML085A
▼商品登録日:2023年12月18日
登録コード:mc270121