「NISMO GT-R LM」は1995年のルマン24時間レースに出場するためのレーシングカーとして開発されました。
しかし、出場するには「公道を走ることができるナンバーを取得した市販モデルが存在しないとGT-1クラスには出場が認められない」というレギュレーションがあります。
そこで日産は全日本GT選手権に出場するマシンとルマン用のマシンを共通化、それをベースに一台のみ市販仕様車を作りレギュレーションをクリアすることにしました。
そこで製作されたのが「NISMO GT-R LM ロードカー」です。
エクステリアはフロントバンパー、ブリスターフェンダー、ボンネット、リアバンパー、サイドスカートなど、ほとんどルマン仕様と同じディテールを持ち合わせています。
ノーマル車両の面影が見えるのはドアパネル、ルーフ、リアウィングだけです。
エクステリアの過激さとは裏腹に、ロードカーらしく内装は小変更にとどめられています。
チェック柄のレカロシートやNISMO製のステアリングに変更された程度でした。
スペックは明らかにされていませんが、RB26DETTエンジンが搭載されたエンジンルームもノーマル然としています。
1995年のルマンのパドックで展示されたのち日本に帰国、座間記念庫(現「NISSAN HERITAGE COLLECTION」)に現在も収蔵されています。
近年もNISMO FESTIVALやGINZA CROSSINGなどでも展示が行われ、モータースポーツファンの心を掴んでいます。
※アクリルベース、アクリルクリアーカバー付属
スケール:1/43
形態:完成品ミニカー
メーカー型番:EM500
▼商品登録日:2024年04月22日
登録コード:mc270121