1970年にミウラの後継車として開発がスタートし、翌年のジュネーヴショーでプロトタイプが発表され、世界中の“自動車人”に衝撃をもたらしたカウンタック。
1974年に市販が開始され、1970年代後半にさしかかると日本ではスーパーカーブームの花形として少年たちのヒーローともなりました。
そんな稀代の名車の生誕50周年を祝して、2021年にランボルギーニが発表したのが現代版カウンタックこと、LPI 800-4です。
そのネーミングは「LP」がエンジンの縦置き&ミッドシップマウント、「I」がハイブリッド、800が最高出力(厳密には814馬力)、「4」は4WDをそれぞれ意味し、最高速度は355km/hにも達します。
LPI 800-4はカーボン製のセンターモノコックにアルミ製の前後サブフレームを締結した車体や、V12エンジンとモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムなどのメカニズムは、2019年に発表されたシアンFKP37のそれを踏襲していました。
一番の見せどころは何といっても初代カウンタック、しかもオーバーフェンダーやウィングなどを備えない初期型をモチーフに選びつつ近代的なアレンジを施したエクステリアデザインでしょう。
スーパーカーブーム時は“隠しライト”などと称されたリトラクタブル式ヘッドライトこそ、現代の法規上の問題もあり再現されませんでしたが、全体のウェッジシェイプ・フォルム、シザースドア、初期型のルーフ中央凹部に装着された後方視界確保用の小窓を思わせるグラスルーフ、LP400S以降に装着された5個の丸い穴を基調としたブラボータイプにヒントを得た大径ホイール、NACAダクトを大型化したようなサイドのエアインテーク他、初代カウンタックへのオマージュがそこかしこに散りばめられています。
なお、LPI 800-4はアヴェンタドールのようなカタログモデルではなく、総生産台数112台の限定車として約200万ユーロ(約3.12億円)で発売。
生産台数は初代カウンタック社内呼称のLP112に準じたものとなっています。
カラーリングは初代をイメージした赤、白、黄色といった基準色の他、33色から選択が可能となっていました。
※大判アクリルベース、アクリルクリアーカバー、シリコンクロス付属
スケール:1/43
形態:完成品ミニカー
メーカー型番:EM740B
▼商品登録日:2024年09月17日
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