ヴェンジェンスはアメリカのヴァルティー社が開発し、主にイギリス空軍とオーストラリア空軍で運用された急降下爆撃機です。
ヴァルティー社はフランスからの発注を受け強力なライトR2600エンジンを搭載し、強力な武装と頑丈な機体を有した新型急降下爆撃機「モデル72(V-72)」を開発しましたが、フランスがドイツに降伏したためイギリス空軍が「ヴェンジェンス」の名称で代わりに発注することになりました。
生産国であるアメリカでは各型を合わせ2,000機近く生産されたにもかかわらず、予備機や訓練機として使用されるなど実戦ではほとんど使用されませんでした。
ですが1942年から引渡しが開始されたイギリス空軍では主にビルマやインド方面で運用され、またオーストラリア空軍では主にパプアニューギニア戦線に投入されました。
キットには塗装マスクシールと4種デカール (イギリス×3、ブラジル×1)、エッチングパーツが付属しています。
コントロールサーフェイスは全て別パーツ化され、爆弾槽の扉は開・閉状態の2種類が付属していてどちらかを選ぶことができ、キャノピーも開・閉状態を選ぶことができます。
完成時には全長約168mm、全幅約203mmとなります。
実機諸元:
・全長:12.12m
・全幅:14.63m
・全高:4.67m
・全備重量:5,009kg
・エンジン:ライトR2600 空冷14気筒 1,600hp×1
・最大速度:443km/h
・実用上限高度:6,858m
・航続距離:2,253km
・武装:爆弾 226kg×2 、113kg×2、7.62mm機銃×6(翼内×4、後席旋回×2)
・乗員 2名
スケール:1/72
形態:スケールモデル
メーカー型番:DWS72038
▼商品登録日:2024年02月22日