1951年、イギリスコベントリーを拠点とするトライアンフの経営陣は、好評だったType1800/2000ロードスターに後続車を作ることを決議しました。
設計責任者WalterBelgroveがその任につき、当時革命的であった多数の機能を備えた2人乗りコンバーチブルの新しいデザインを設計しました。
最も目を引く装備はポップアップヘッドランプでした。
ライトがオフの場合、2つの長方形のフラップがヘッドライトを覆い、フロントエンドにシームレスな外観を与えました。
ライトがオンになると、車両の色で塗装されたカバーが自動的に脇に振られ、光線を放ちました。
一見しただけでは分かりにくいその他の機能として、シャーシに組み込まれた油圧リフティングジャッキ、油圧操作のソフトトップメカニズム、電動式調整可能シートなどがあります。
当時では珍しかった標準装備の自動車ラジオが取り入れられる予定でした。
また、他の自動車とは異なり、ボンネットは左と右の両方に開閉可能で、取り外し可能です、ボンネットのロック解除は車内から操作することができました。
WalterBelgroveは、前述の非常に洗練された機能をエレガントでシンプルな車体デザインに統合しました。
両方のドア、開いたソフトトップは専用のプレートで覆われ、後輪のカバーは車体にシームレスに取り付けられました。
1951年に量産が開始される予定でしたが、車体生産に必要な相互管理の欠如、生産能力の不足、さらには1951年の外注生産の失敗により、トライアンフTR-Xが量産されることは実際にはありませんでした。
スケール:1/43
形態:完成品ミニカー
メーカー型番:02023
商品コード:4907981661601
▼商品登録日:2020年9月15日