近鉄10100系《新ビスタカー》は昭和34年(1959)に登場した特急用電車で、現在まで続く近鉄名阪特急の地位を不動のものにした名車です。
当時としては画期的だった2階建ての中間車を含んだ連接構造の3車体編成で、先頭形状の違いによりA・B・C編成がありました。
昭和42年(1967)から50年(1975)にかけて、スナックコーナーの設置、トイレ・洗面所の汚物処理装置設置に伴うトイレ移設による窓配置の変更、無線アンテナや排障器取付などが行われました。
昭和54年(1979)の引退に先立って、それまでは見ることが出来なかったA+C+B編成の3重連による記念運転が行われたほか、昭和54年(1979)7~8月にかけては“さよなら運転”のヘッドマークが掲げられた3重連運転が行われ花道を飾りました。
主な特長
・昭和50年(1975)頃までに施工された改装後の形態で製品化
・改装に伴い追設された先頭車前頭部屋根上の無線アンテナ、前面窓のデフロスタ、前面床下部の排障器を再現
・2階建て中間車はトイレ移設に伴い窓見付やイス配置が変更された形態を再現
・中間車のスナックコーナーの有無を作り分け
・中間車屋根上のラジオ受信アンテナが撤去された形態を再現
・中間車車体裾部は青色で再現
・6両セットのA編成は、唯一非貫通先頭車の前面窓にピラーがあったV01編成を再現
・各先頭車ともヘッド/テールライト、標識灯、特急マーク点灯。
白色LED採用で、貫通先頭車のみ消灯スイッチ付
・スロットレスモーターの採用で、スムースかつ静粛な走行性を実現。
併結運転を考慮し、A編成・C編成はトラクションタイヤ付、B編成は動力なし
・貫通先頭車先頭部はいずれもボディマウント式KATOカプラー密連形(フックなし)装備
・6両セット・9両セットは非貫通先頭車に特急マーク取付済、貫通先頭車用の特急マークと特急マーク取付用の前面幌付属。
・付属の行先表示板は末期運用の中心であった乙特急(主要駅停車タイプ)の内容を収録。
収録内容:「大阪上本町」「賢島」「京都」「奈良」「橿原神宮前」「名古屋(水色)」「鳥羽(水色)」
・さよなら運転時に取り付けられたヘッドマークと回送札が付属
・A編成+B編成6両セットの化粧箱にC編成3両セットを収納可能
・付属品
6両セット:消灯スイッチ用ドライバー、前面行先板×4両分、ジャンパ栓×2両分、号車番号シール、前面ホロ穴付・特急マーク+マーク枠×2両分
スケール:Nゲージ
形態:鉄道模型
メーカー型番:10-1909
▼商品登録日:2024年02月02日