第二次世界大戦の終結後、ソ連の新鋭重戦車・IS-3を目の当たりにした西側諸国はその先鋭的なシルエットと巨大な砲に衝撃を受けました。
イギリスでは、当時の主力戦車であったセンチュリオンではこの戦車の装甲を打ち抜けないのではないか、という懸念が広がり、IS-3に対抗すべく、新たな重戦車の早急な開発が求めらました。
そこでイギリスは開発計画を凍結していた重戦車FV201を発展させることでIS-3に抗しようと考えました。
しかし、ここで新たな問題が生じます。
FV201の車体に大口径の砲塔を積むと、重量が60tを超えることが想定されましたが、イギリスはこれほどの重量の戦車を運用した経験が乏しく、まず試験車両を用いてデータをとることにしました。
FV201の車体をベースに20ポンド戦車砲(=センチュリオンの砲塔)を搭載した試験車両は「FV221 カーナーヴォン」と命名され、10両程度が生産されました。
カーナーヴォンは各地で試験運用され「FV214 コンカラー」の開発に大きな役割を果たしました。
スケール:1/35
形態:スケールモデル
メーカー型番:amh35a042
商品コード:
▼商品登録日:2022年06月06日