実車について
自動車レースの最高峰のF1グランプリのレギュレーションがエンジン排気量、自然吸気3000cc、ターボ加給エンジン1500ccと決められた1966年以降で初めて1500ccターボエンジンで挑んだのがルノーでした。
最初のマシンが参戦したのは1977年のイギリスグランプリ。
マシンはRS-01でした。
ターボチャージャー特有のタイムラグやメカニズムのトラブルなどに見舞われながらも開発を続け、1979年には改良型のRS-10が登場。
フランスグランプリで初優勝。
翌1980年にデビューしたのがRE20です。
時代に合わせたグランドエフェクトデザインを採用したシャシーにはV型6気筒1.5リッターツインターボエンジンを搭載。
ジャン・ピエール・ジャブイーユとルネ・アルヌーがドライブ。
シーズン3勝を挙げてその速さを実証して見せたのです。
オーストリアグランプリで優勝したジャブイーユがドライブしたマシンはRE20シリーズのRE23の呼称がつけられ、南アフリカグランプリで優勝したアルヌーがドライブしたマシンはRE20シリーズのRE24の呼称がつけられていました。
モデルについて
1980年から81年のF1グランプリでフランスのルノーが走らせたターボF1、RE20を1/12スケールのビッグサイズで再現したプラスチックモデル組み立てキットです。
500点以上のパーツで、仕上がり全長は37cm。
グランドエフェクトカー時代の細身のモノコックをはじめ、ウイング形状を持ったアンダーカウルなど、そのデザインをしっかりと再現。
サイドスカートパーツも可動が楽しめます。
きれいな曲面で構成されたボディカウルのデザインもその形状をリアルに再現。
アッパーカウルは完成後も脱着可能。
そして、モノコック後方に搭載されるエンジンはV型6気筒にターボチャージャーを左右2基装備したメカニカルな心臓部を1/12ビッグスケールモデルならではの詳細な再現でモデル化。
補器類などのレイアウトや装備も興味深く作り込んでいただけることでしょう。
配線や配管にはビニールパイプなどをセットし、リアリティを高めます。
さらに、前後サスペンションの構成も実車をそのままに再現し、完成後も可動。
このキットではオーストリアグランプリのジャブイーユ車、または、南アフリカグランプリのアルヌー車のどちらか選んで組み立てていただけます。
F1ファンにはぜひコレクションしていただきたいキットです。
主な特徴
・F1グランプリに1.5リッターターボで挑戦を始めたルノーが1980年、81年に走らせたマシン、ルノーRE23を1/12スケールで再現
・完成時サイズ:約370mm
・メカニカルなエンジンやウイングカーデザインの車体下部なども再現
・歴史的1台をじっくり組み立てられるキット
完成時サイズ:全長 約370mm
パッケージサイズ:373×97×243mm
スケール:1/12
形態:スケールモデル
メーカー型番:it4707
商品コード:8001283047074
▼商品登録日:2022年10月18日