オオカミは我々の感性と知性の中に極めて特殊な地位を占めており、その地位の大きさゆえ神話や寓話ではレギュラーキャラクターであって、凶暴さやずる賢さ、危険さの強力な象徴であり続けている。
野生のイヌ類では最大である本種と同様の、称賛と畏怖、嫌悪と好意が混ざりあった心情を得た自然界の生物は他にいない。ここでの称賛は、オオカミの身体的能力と、我々自身を反映する社会的特質に向けられる。畏怖は力と速さと知能に対してで、それらは特にチームで行動する際、オオカミを自然界で最も有力な殺し屋に仕立てる。
嫌悪と好意はどちらも、我々と彼らの二つの種が長年歴史を共有してきた経緯から来ている。オオカミの殺し屋としての本能はしばしば羊飼いや家畜番との直接的な衝突を招き、この猛獣は人間にとって永遠の宿敵となる。
それと同時に、オオカミ、あるいは少なくともその飼いならされた子孫と呼べるものたちは、愛玩動物、または家族の一員として我々の家に歓迎される。本書はこのやむことのない自然の謎、血に染まった牙と爪の謎、オオカミの実態を明らかにする。
出版社:ホビージャパン
版型:A4変 平綴じ
ページ数:-
発売日:2022年1月27日
商品コード:9784798626888
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